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スタッフコラム

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スタッフ全員で綴る連載コラム

Vol.154

2018年05月01日

小尾 真梨香 <レストラン>
私の家族

今年は桜が咲くのが全国的に早く、春が来たばかりなのに、葉桜になってしまって少し寂しいです。

最近は寒暖差が激しく、家族の事を考える事が多くなりました。

 

私がまだ小さかった頃に母は父と別れ、世に言う母子家庭でした。

子供の頃の親子参観は、仕事でなかなか母が来られず、周りの友達がとても羨ましかったです。

 

その代わりにいつも兄がそばに居てくれました。

学校に行く時、帰る時。休日遊ぶ時。

私の家の方向には同じ年の友達も少なく、兄の友達と混ざって遊んでいました。

反抗期になっても兄は話を聞いてくれたりと、今もたまに会うと

最近どうだ?と話をしてくれて、昔と変わらず過保護で優しい人です…

ドライブが好きだった私を、疲れているのにも関わらずいつも遠くに連れて行ってくれました。

 

母はいつも陽気で人に好かれるような人です。

でも、小さい頃はそれが嫌でした…

パワフルな母は声がでかいので、それが気になって一緒に外出したくない時期がありました。

私からしてみれば母は、いつも笑っている人でした。

なんでこんなに陽気なんだろう、と何度も考えたことがあります。

でも大きくなるにつれ昔は見えなかった母の苦労が見える様になってきました。

母一人で私たち兄妹を育てるのはとても大変な事だったと思います。

仕事をたくさんしていて、夜遅くに帰ってくる日が増えて、

疲れているのに、私たちの前ではいつも明るく笑っていてくれました。

 

家を出て行って一人暮らしをした時、突然帰っても笑顔で迎え入れてくれて、

あぁ、母はどんな時も母なんだ。と思いました。

母は偉大と言いますが、その意味が最近になってじわじわと分かってきた気がします。

子供の為なら、自分の時間を削ってしまうのが母なんだと思いました。

 

今はもう自分の身体を大事にしてほしいです。

私の家族は3人ですが、今まで見守って来てくれたり、

何かあった時は助けてくれた祖母やおば、幼馴染の家族含めみんな家族だと思っています。

 

子供の頃は何もわからず自分がしたいようにしていて、母には少し申し訳ないです…

最近は私も母みたいな親になりたいと、母は良い母親だと自信を持って言えます。

 

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