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スタッフコラム

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スタッフ全員で綴る連載コラム

Vol.178

2020年05月01日

伊藤 由紀 <看護師>
免疫力up ひなたぼっこ

我が家の愛犬の「めろん」が天国に旅立って、1年が経ちました。

犬の寿命は12~20年と言われています。「めろん」は17年の犬生(人生)でした。

最後は、クッシング症候群という病気で、全身の毛が抜け落ち、歩く事もできず息をひきとりました。クッシング症候群とは、老犬になると多くみられる病気で、脳下垂体の萎縮により副腎皮質ホルモンが過剰に分泌され、多飲・多水・多尿・腹部膨満・筋肉の萎縮・脱毛・皮膚病(発赤・痂皮形成)といた症状で、治療薬を投与しても経過を遅らせるだけで治癒は望めませんでした。

元々食欲旺盛で、与える食事は全て完食、一緒にいるめろんの子どもの犬の分までよこどりして食べてしまう程で、今まで吐いた事など見たことがありませでした。そんな子が、最後の日の朝、食したものを昼過ぎに1度吐き、横になったまま寝ていました。その日私は夜勤だったので、昼間はずっと一緒に過ごし、後ろ髪を引かれる思いで仕事に向かいました。

いつの日からか、声も出ず泣く事さえ出来なくなっていた状態でいたのですが、「ワン」と1回なき起き上がろうとしましたが、横になったまま私を送ってくれました。その晩、永眠しました。それが最後の別れでした。

病気になって、3ヶ月の犬の介護生活。3時間おきに体位交換をし、オムツをかえ、尿漏れでただれた皮膚のケア、人間の介護と同じ時を過ごしました。年を重ねても、目をクリクリさせて見つめてくるので、とても愛おしく可愛くてたまりませんでした。

国の調査によると「空前のペットブーム」で、3人に1人はペットを飼っているそうです。

ストレスフルな現代社会に於いて、「癒やし」としてのペットの役割は、今後も高まっていく事だろうとされております。

私には、めろんが産んでくれた子どもの犬と、愛猫がいます。この子達も、もう12年目になります。まだまだ元気で1日でも長く、ずっと一緒にいられる様にと日々願っています。

私は、日頃から常に動いていないと気が済まない質で、職場でも「マグロ」と言われる事がありました。そんな私が、年をとったせいなのか、最近ボーッとする事が出来る様になり、愛犬や愛猫とする「ひなたぼっこ」がとても心地よく感じる様になりました。

日光を浴びる事は、免疫力upにつながるそうです。日光を浴びる事で、何もしなくてもビタミンDが生成されます。ビタミンDには、細菌やウイルスを殺す、抗菌ペプチドを作る働きがあり、よって結果的に免疫力upにつながる様です。

また、猫のゴロゴロ音を聞くと、幸福ホルモン「セロトニン」が増し、リラックス状態になるそうです。確かに、不眠症の私は、猫と寝る時は早く眠りにつけます。猫と戯れる事で、幸せホルモンの分泌が高まり、免疫力を上げる事にもつながる様です。一緒にいるだけで、免疫力upに繋がるなんて、なんて素敵な事でしょう。

免疫力をあげて、この不安な世の中を生き抜く為に、今後もペットと生活をしていこうと思います。このコラムも犬と一緒に書いています。話しが二転三転しましたが、日光浴は生命維持に欠かせない物だという結論に至りました。1日も長くペットと一緒に過ごせます様に。

 

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