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スタッフコラム

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スタッフ全員で綴る連載コラム

Vol.41

2009年06月01日

笠原 あかね <看護師>
幸せのおすそわけ

今長野では、7年に一度の善光寺御開帳で連日賑わいを見せています。更に、土、日、祝日は、ETC車高速料金1000円ということもあり益々混雑します。そんな中、先日主人が善光寺のすぐ近くのホテルで行われた結婚式に招待され混雑を避けながら電車で長野まで行きました。その結婚式の引き出物に珍しいものを頂き、ちょっと幸せな気分になりました。
結婚式には何度か呼ばれたことはありますがこれをこのような形でもらうのは初めてでした。頂き物をあける時って中身がわからない分とてもわくわくしますよね。お菓子やお酒、器やカタログギフトなどたくさん入っているなと思いながら最後に残った一番大きな箱。さて何だろうと開けてみると、茶色い塊と木箱。鰹節と削り器でした。ソフトパックに入ったものはよく頂きますがまさか塊で頂くとは。主人と二人(新郎が)高知生まれだからかなとか、こんなの初めてで嬉しいねとか、なんか得した気分だねなどといいながら、じゃあちょっと削ってみようということになりました。まずは刃を叩いてちょっとだし、鰹節を置いて押したり引いたりしてみると、シューッ、シューッととてもいい音がして、まるで大工さんが鉋で木を削るみたいにすごく上手に削れている予感がしました。わくわくしながら引き出しをあけてみると、とてもいい香りだけど想像とは違う粉々の削り節が・・・。何で・・・?もう一度削り器の刃を出したり引っ込めたりしながらやってみましたがやっぱり粉々になってしまいました。何度も何度も削って、やっと鉛筆の削りかすみたいな細切れの薄い削り節ができました。簡単そうに見えてかなり難しく、いまだに粉々の削り節しか削れません。でも自分で削ったというだけで粉々だけどいつもよりおいしいなと感じながらいろんなものに使っています。
今回このようなものを頂かなかったら、自分で鰹節を削るという体験をすることなくソフトパックの削り節で満足していたと思います。本当に貴重な贈り物をありがとうございました。

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