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スタッフコラム

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スタッフ全員で綴る連載コラム

Vol.10

2006年08月01日

金井 美香 <看護師>
皆様の笑顔のために

8月になりました。夏真っ盛りですが夏バテなど大丈夫でしょうか?
「あおぞら」も3年目を迎え、7月は何と50人もの赤ちゃんが誕生しました。日々、新しい出会いがあり、楽しく仕事をしております。

今回このコラムを書くにあたりどんな話題がいいのか(ダイエット秘話!?出産体験!?面白家族話!?etc.)随分迷ったのですが、最近、サービスってなんだろう?と考えるきっかけになった私の体験を書いてみようと思います。

「あおぞら」で働き始めて2年。今まで総合病院でしか働いたことのなかった私は、かなりカルチャーショックを受けました。準備の段階からこれが病院?ホテルじゃないの!と思うことばかりでした。医療業務は当たり前なのですがその上をいくくらいのサービス提供、接遇に戸惑う日々が続きました。もともと敬語の使い方も接待の仕方もままならないため、慣れてくるまでは本当に大変でしたが、最近ようやくそこそこの対応ができるように(?)なってきております。

そんな中、1ヶ月ほど前の私事の話になります。私自身の非は認めていたのですが、どうしても怒りがおさまらなかった私はあるクレームの電話をかけました。「もしあの時、こうしてもらえたら」というような内容でした。最初は話を聞いていてくれました。謝ってもいただいたと思います。私自身、もうこの時点で怒りもおさまり電話をかけた自分が恥ずかしいという思いだったのですが最後に一言、「でも・・・。」と反論されたのです。やはりクレームとなるととかく自己防衛してしまいます。でも相手にとってみれば怒りを倍増してしまうことなのだと痛感しました。その一件から1週間ほどして直接お会いしたのですが、結局言い訳をされて終わってしまいわだかまりが残ったままになっています。

看護学生のときから患者様のための看護ということを教えられ、そのことを頭におきながら多くの方々と接してきました。しかしすべての方に同等だったかというとそうではありませんでした。患者さまの望む看護ができず機嫌を損ねられたことも多々ありました。内容は看護とは全く違うことでしたが上記の件は私にとって今までを振り返り、今後に活かせるきっかけになりました。

ある意味、看護=サービスなのかと思います。サービス、といってもとても奥が深くまた限りがありません。ここまでできたからOKというわけでもなく、これをしたからといってすべての方が満足するわけでもありません。看護にも共通しています。これからは今まで以上にその方に必要な看護、求められているサービスを考えながら(加齢とともに萎縮してしまっている脳で・・・)頑張りたいと思います。

-皆様の笑顔のために-    「あおぞら」でお待ちしております。

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