スタッフコラム

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スタッフ全員で綴る連載コラム

Vol.119

2015年06月01日

有賀 慶奈 <助産師>
☆わたしの育児の原点☆

4月に娘が小学校に入学しました。新生活が始まり2ヶ月。毎日泣いて笑って、一生懸命学校生活を送っています。
娘が登校するとき、娘の姿が見えなくなるまで家の窓から見送るのが、私の朝の日課です。見守りながら、娘が生まれた日のことや、育児を始めたばかりの自分の姿を、よく思い出します。

 

出産を終えて数日。出産は痛かったけれど、それ以上の感動をもらいました。産めた自分への自尊と、生まれて来てくれたわが子への尊敬が湧きました。 見守ってくれた家族への感謝もいっぱいでした。お産は“楽しかった♪”私はそう感じています。
ワクワクとドキドキの中始まった育児。可愛くて可愛くて、何時間見ていても全然飽きなくて、ずっと眺めていました。何度も何度も名前を呼んで、毎日数えきれないほど名前を呼びました。 寝不足で疲れ果て、泣き声に困り果て、イライラする自分に呆れ果て、育児の過酷さを突き付けられた日も多々ありました。たくさん悩んでたくさん泣きました。 いくら助産師とはいえ、24時間赤ちゃんと過ごしたことはなかったので、慣れるまでは本当にキツかったのだと思います。

 

産後1ヶ月の里帰り中のこと。おばあちゃんの腕に抱かれ、スヤスヤ寝付くわが子に「私の腕の中では泣き止まないのに・・・。私がママなのに・・・。」と泣きました。 沐浴しようと準備を終えたその時、母がやってきて「さて、おびちょ入ろうね~。」と、母が沐浴をうれしそうにしている横で、「私が入れたかったのに・・・。」と泣きました。

 

今思えば、焦ってイラつく私より、穏やかで余裕のある祖母に抱っこされた方が、赤ちゃんが心地よく眠れることも納得できます。 赤ちゃんにはお見通しだったようで、私が「早く寝て~!」と焦れば焦るほど寝ないものでした。自分が穏やかな気持ちだと、赤ちゃんもスーッと心地よい眠りについていたように思います。
沐浴だって、毎日やることなのに、たった1日母に横取りされたくらいで何を言ってるの!と、あの日の私に言ってあげたいくらいです。(笑)
今となっては笑い話ですが、あの時はすべてに必死だったのでしょう。出産直後はホルモンの仕業も手伝って、感情が不安定になりがちです。嬉しくても悲しくても、なんでかボロボロ泣けて仕方ないのです。 私も身をもって体験し、母になった自分を実感していきました。これまで、毎日懸命に子育てしているつもりでやってきましたが、ふと振り返ると、日々成長する子どもに寄り添っていくうちに、自分も成長させてもらっていることを今さらながら実感しています。 「育児」は「育自」なんだと改めて感じています。

 

出産した日から、今でも毎日変わっていないのは、何度も何度も娘の名前を呼ぶこと。娘の笑顔や寝顔に元気をもらっていること。生まれてきてくれて、生きていてくれている奇跡への感謝です。 出産日=娘の誕生日は人生で最高の日だったと思います。どんなお産の形であっても、自分が「安産!」と思えば、それは「安産」なんだと思っています。

 

出産は育児の源です。これから始まる長い育児の自信につながるお産。幸せで満足のいくお産。あおぞらでご出産される皆さまの全てのお産が、幸せなお産となりますように☆ 助産師として、母として、一生懸命寄り添わせていただきたいと思います。これから夏を迎え暑くなりますが、お身体に気を付けてお過しください。

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